全員営業のポイント 第44話!『 会社にずっとあるもの? 』
会社経営や営業戦略を考える上で、経営者と管理職では
決定的な違いがいくつかあります。
その最たるものが...
将来への意思決定です。
特に、30名前後までのオーナー企業では、ほぼすべて
経営者が行うことになります。
仮に、100名前後であっても、会社の軸になる内容や
新しい施策においては、経営者が行うことになります。
そういった際、会社の現状と未来とのギャップについて、
何をどう考慮するかが重要になってきます。
もちろん未来のことは、この2月に観測史上最大の雪が
降るなども含めて、誰も事前にはわかりません。
しかし、週末に賑わう飲食店や小売店などにとっては、
確実に大きな誤算だったでしょう。一方で、昨年夏の
ように、猛暑日が続けば、ビールやアイスクリームは
ほっといても売れていきます。
じゃあ、計画なんて立ててもムダじゃないのか!というと、
実は逆で、そうだからこそ、私は計画が必要だと考えます。
それも、ある程度、思考の幅や深さを持たせた計画が重要です。
いつくるかわからない運や災難に対して、いざという時に
慌てず即座に軌道修正するためには、立ち返るものがないと、
その時々の状況やお客様の動向に右往左往するからです。
また、経営者が会社で何かを変革したいという時には、
必ず時機というものが関係します。
なぜなら、新しいことに対しては、必ず何らかのリスクが
あるため、反発や障害が起こってきます。
しかし、良い時機をとらえることができれば、お客様の
動向による業績変化や、社内外の状況による社員の心情を
良い方向に活かすことができ、変革の成功率を高めます。
今回の自然現象や、税金や法律の変化や、お客様が今後
も長きに渡って利用し続けてくれるかは、いくら努力しても
自社の力だけでは、いかんともしがたい範囲があります。
しかし、目前の状況に翻弄される経営や営業を行うか、
環境の変化さえも利用できるかは、ひとえに経営者の意識と
計画のさじ加減が大きく左右するのではないでしょうか。
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4月か5月に半年ぶりに、『全員営業』のセミナーを東京で
実施する予定です。詳細決まり次第、ホームページと本コラム
にてお知らせさせていただきます。
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