全員営業のポイント 第71話『 似て非なる長時間労働 』
先日、甲子園で高校野球の決勝があり
大阪桐蔭が優勝しました。
ちなみに、このチームのように甲子園
の常連といわれる全ての強豪校は、
普段から長時間練習をやっています。
本来なら、強豪校に勝つために、
もっと練習を増やすべきである普通の
高校より、圧倒的に練習量や真剣勝負
が多いといっても良いでしょう。
もし、素質で劣り、練習時間も短く、
場数でも負ければ、永遠にその差は
縮まりません。
それが証拠に、甲子園の出場校という
のは、各県ごとに大体決まってきます。
高校野球で考えれば、誰でもわかる
ことが、会社経営や営業強化を考える
際は、効率化や法令順守という風潮も
あり、最近ぼやけている気がします。
はっきり明言しておきますが、原則
『儲かり続ける会社は、長時間労働』です。
かといって、来る日も来る日も馬車馬
のように働けとか、しんどい思いしろ、
と言うつもりはありません。
なぜなら数字の上がらない営業マンが
下手に動きだけ増やしても、経費が
増えるだけだからです。
それでは、長時間労働とは呼べません。
単なる長時間勤務であり、かえって、
会社の利益を減らすことになります。
会社が考えるべきは、甲子園の強豪校
がやるような実践的かつ効果的な方法
です。そこにヒントが潜んでいます
もう少し具体的に言うならば、お客に
会社と商品を知ってもらう活動、営業
マンが見込客と会って話す行動の
精度を高め、その実働を増やすこと
が、中小企業が目指す長時間労働です。
そういう視点に立てば、人数や勤務時間
は同等であっても、工夫次第で営業力と
営業時間を同時に増やすことが可能に
なるのです。
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