全員営業のポイント 101話『 全員営業の組織の動かし方』
日本では、4月を期の初めにしている企業が
約7割を占めます。
7割というと多数派ですが、それでも3社に
1社は違うので、業種によっては、全く違う
慣習のところもあるかもしれません。
しかし、会計年度は違っても、新卒採用を行う
会社であれば、4月1日に入社式を行うことでしょう。
かれこれ四半世紀以上、ビジネス社会で過ご
していますが、不思議に感じることの一つが、
その入社式です。
経営者のみなさんに2つ質問があります。
その一つ、
「新卒には入社式があるのに、なぜ中途入社は
入社式をしないのでしょうか?」
但し、中途入社は、原則として即戦力です。
ゆえに、大概の会社は、始業後に一時間ほど
担当業務の説明や社内のキーパーソンへの
紹介がある程度で、大差はありません。
もう一つの質問、
「会社や営業部門の全体に対して、この時期
に何か節目となる物事を行っていますか?」
経営者や営業の責任者から出てくる話で、
「うちの営業組織では、PDCAが足りない」、
「ベテランの動きがマンネリ化している」と
いうのがあります。
PDCAで、最も問題にされるのが“A”に
つながらないことです。また、ベテランとは、
ある種の慣れやマンネリと表裏一体です。
ここで、両者に共通する経営者の想いは、
意識と動きを変えて欲しいということです。
毎年元旦に、新たな計画や目標を立てたくなる
のは、なぜでしょうか?
意味もなく、何か新しいことを今年はやってみよう
と思うのは、なぜでしょうか?
その最大の理由は、「だって、お正月だから」です。
全員営業ができている営業組織は、そういう節目
を活かして、新たな施策や経営者が意識してほしい
ことを現場に落とし込もうとします。
しかし、残念ながら、経営者が新たなことをしてほしい
と思いつつ、組織や現場が一向に変わらない会社の
場合は、今までの延長線上で、まずは掛け声だけで
会社を変えようとしがちです。
それが最も顕著に現れるのが、この4月1日前後
であり、ひいては4月前半の会社への仕掛けです。
我が社は会計年度が違うとか、新しい人が入って
こないからなど関係ありません。
日本全体が、人の動きも、街の景色も、同時に
大きく変わる機会をとらえて、会社経営に活かす
ことが重要なのです。
歴史において語られる「天の時」とは、事の大小
は違えど、正にこれを指します。
さて、あなたの会社では、4月1日は、新たな
節目でしょうか?。それとも、いつもの月初めと
変わらない1日が続くだけでしょうか?
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