全員営業のポイント 109話『全員営業』の営業組織の不測時
最近、日本だけでなく、地球全体で火山活動
が活発化しているように見受けられます。
地球からすれば、人間の生活なんてしった
こっちゃないと言われれば、返す言葉もない
ので仕方ありません。
それと同様に、会社の計画や予測を超える
範疇の出来事が、会社内部や市場環境で
発生することがあります。
ある意味、それは問題ではなく、事故です。
ゆえに、ある程度は備えることができても
いかんともしがたいものです。
例えば、取引額一位の会社の不祥事による
売上減少や、経営者交代や企業合併による
従来の取引条件の解消などです。
その他、円高や円安あるいは、法律の改正
などもあてはまります。
そんな時、経営者は自社に関係のない事柄
で業績が左右されるので、いかんともしがたい
怒りや不愉快な感情が湧いてくるものです。
言葉にすれば、『えぇ~かげんにせい』と
いうのがしっくりくることでしょう。
儲かる会社は、感情は感情として、「自社に
落ち度があった訳じゃなく、起こったことは
仕方がない。またがんばろう」と前を向いて
歩き始めます。
仮に、営業現場がショックを受けていても
それを和らげる方向にあえて持っていこう
とします。
そうすると、社長もあんなに元気なんだから
大丈夫なんだろうと、社内が落ち着いて平常
を取り戻し始めます。
一方、残念な会社の場合、経営者が湧き上が
ってきた感情を自分自身で処理しきれなくなり
社内に感情をぶつけて解消し始めます。
「こんな状況になってるんだから、お前ら
もっと危機感もって必死にやれ」という
想いが根っこにある言動になってきます。
やがて、そんなこといったって、それは
俺たちのせいじゃないですよと、面と向かって
いわないまでも、生気がそがれる雰囲気が
が社内に漂い始めます。
かつて一倉定という日本の経営コンサルタント
の第一人者だった方は、こんな名言を残して
います。
『電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも
社長の責任である。“社長が知らないうちに
起ったこと”でもすべて社長の責任なのだ。』
(一倉定の社長学)
社長という仕事は、ある意味、ストレス請負業
でもあります。
世間や業界の理不尽なことはいうに及ばず
お天道様で起こったことまでも、包み込みながら
やっていくところにこそ、経営者の能力だけで
なく人格としての修養があると考えています。
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