全員営業のポイント 117話　営業組織の一番の見せ場　　

都内では、ここ数日、暑さが若干ましですが、
それでも、少し歩くと汗だくになる季節に
変わりはありません。

体調くれぐれもお気をつけください。

やはり夏の時期が、営業するには、体力的に
最も厳しい時期であるとともに、営業組織にすれば
最も動きに差が出る時期といえます。

夏季休暇の日数にもよりますが、５日～１週間
強ある会社だと、会社にくるのも久しぶりとの
感覚になり、休暇前に予定を入れていないと
週半ばまでは体調＆頭脳が試運転モードに
なりがちです。

それに輪をかけて、この暑さだと、暑気払いや
気合を入れる意味合いも込めて、今週のどこか
で、所属部門あるいは気の会う同僚や知人たち
と会食したくなるものです。

そのこと自体は、ある種、会社組織に属する者
の醍醐味ともいえますので、楽しめばいいのです。

しかし、自らの本分を忘れない営業組織や個人
になると、体力的にも、精神的にも、疲弊しが
ちな時期だからこそ、若干のガス抜きと、新た
な訪問時のネタ探しの機会に活用しようとします。

そして日中は、普段以上に、現場（≒お客先）
で見込客との接触頻度を高め、かつお客様の
疲れた目さえも覚まさせることを意識して動きます。

そのような営業組織や個人は、夏季休暇前に
アポイントをとっているので、夏季休暇中の出来事や
今週入っている会食の折に仕入れたネタなどが、
営業現場での話題や情報へと変化します。

一方で、残念な営業組織になると、夏季休暇明け
からお客様先にアポイントをとろうとするので、
早くて今週末か、大半は来週以降になり、８月
下旬は、ほぼ来週の１週間のみ実働日となります。

その代わり、本格的な仕事になるのは、来週から
と考えて、今週入ってきた会食では、気兼ねなく、
いつも以上の怪気炎を上げ、夏の暑さのうさばらし
だけに没頭します。

しかし、この傾向は、夏は特に強く出てくるだけ
というだけで、年に何回かある大型休暇の前後
では、常に発生しがちなのです。

さて、あなたの会社の営業組織や営業個人は、
現場で魅せようとする方ですか、それとも、酒場で
吠えようとする方でしょうか？

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