全員営業のポイント 138話
長儲けする会社の上下関係
「悪法でも、法は法」という言葉があります。
長年、会社経営をされている社長様であれば、
日本にある法令をすべて守れば、中小企業など
立ちゆかないのを実感されているかと存じます。
その中で、社長としての心情と公企業としての
しがらみを兼ねつつ、日々奮闘されているのは、
個人的に共感するとともに敬服しています。
しかし、そういう公の部分を除き、会社が長儲け
できて、役職が上がるほど部下から畏敬の念を
持たれる会社には、ある種の共通項が存在します。
それは、短期的に、ぼろ儲けすればいいという
経営陣や、はやりの経営ノウハウにばかり飛びつく
会社では、到底持つ事ができない共通項です。
短期的・ぼろ儲けを目指す会社は、大概、自分たちが、
もっと楽して稼ぎたいゆえに、経営を効率化したいという
思いがどこかにあります。
そこには、「お客様」は存在していません。
要は、「金づる」としか見ていないからです。
しかし、長儲けする会社は、同じように、今より
儲けたいというのが出発点であっても、根底には、
お客様に良質の商品・サービスを提供したい、
もっと喜んでもらいたいというのが、必ず存在します。
ここで、一つ考えて見てください。
会社全体のこと、過去からのお客様の取引経緯、
そして責任や給料の多寡を考えれば、誰が、良質
の商品・サービスを意思決定できるでしょうか?
「お前達が儲かる智恵を出せ」と、年収が300万
~400万円の人間に、すべてをおっかぶせるのが、
会社経営として、正しいことなのでしょうか?
長儲けする会社は、上ほど、シビアに働きます。
だからこそ、厳しい時にも部下がついてくるのです。
ここでいう、シビアさは、単なる長時間労働ではありません。
新たな戦略・施策を考えたり、現場の情報をもとに、
一段階上の見識を持ったアドバイスや対応策を産む
ところにこそ、本来の経営者・上司との価値があるのです。
このコラムを、今読まれている方が、経営者で
あれば、真剣に一度考えてみて下さい。
今いる経営陣は、この5年間を振返った時に、
社長も含めて、果たして会社にどれだけの価値や
新たな戦略を産み出してきたかを・・・。
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