全員営業のポイント 172話 長儲けする会社の社員教育 

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先週の主催セミナーで、次のような質問がありました。
『社員教育をやっても思ったほど成果がでません。何がいけないんでしょうか?』

こんな風に思われている経営者は、数多くいらっしゃることでしょう。

ぶっちゃけの話、社員教育をしたからといって、それだけで
業績が良くなるとは限りません。

しかし、業績をV字回復させたり、継続して発展させる会社は
必ず、何らかの社員教育を実施しています。

この2つの違いは、社長教育を業績につなげるための、
幾つかの条件が関わってきます。

 

一つ例を上げれば、研修の効果とその限界を知った上で活用する
ということがあげられます。

残念な経営者は、まるでハリーポッターの魔法の杖のように、
研修さえやれば業績がよくなるかのような幻想を求めて実施します。

しかし、長儲けする経営者は、実施する目的からして違います。
研修を一種の起爆剤として活用します。

 

歴史を考察すれば、日本の組織というのは、内部から変革を
起こすのは非常に難しいのです。

90%以上の確立で、環境変化や外圧圧迫によってしか、
変化に成功していません。

ゆえに、経営者が普段から言っていることや、やってほしい
ことを別の人の口から客観的に伝えてもらうために活用します。

その際、講師が有名か無形かなどは関係ありません。

社員の皆が、ビジネス書を読んでいる訳ではないからです。
ドラッカーといったところで、クラッカーかステッカーの
親戚かという人さえいます。

依頼する講師が10年ほどキャリアがあり、しっかりした実績
さえあれば、社長と価値観が会うかの方が、よほど重要です。

いくら有名な先生だろうが、社員を集めた場で、普段社長が
言ってることと違う内容を口走られたら、どうするんですか?
という一言で経営者でしたら、その通理が判るでしょう。

 

また『知識だけ教えて、後は社内がやることです』という人も
会社によっては役に立ちません。

上場企業の研修や大手企業へのコンサルティングであれば、
依頼先そのものに運用力があるので、新しい知識やヒントさえ
与えれば、あとは現場で運用したり、仕組みが作れるからです。

仮にお勉強教育でも、十分役に立ったり、業績につながる場合
があります。

しかし、会社そのものが発展過程にあったり、組織が未成熟な
ことが多い中小企業では、きちんと現場で運用できるレベルまで
関わる研修内容やコンサルタントでないと業績はあがりません。

経営戦略を学んで、立派な経営計画や営業目標が立てれるよう
になったところで、現場が変わらなければ絵に描いた餅です。

中小企業に必要なのは、現場で活用できる実践法や、一度整えば
実際につかえる仕組みの作り方なのです。

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