全員営業のポイント 182話 年初めの朝礼
新春のお慶びを申し上げます。辻経営 辻です。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年、最初のコラムをお送りします。
今年のカレンダーだと、年初の営業日が大きく4つに
わかれることでしょう。
1月4日(水)
1月5日(木)
1月6日(金)
1月10日(火)
とりわけ、本日1/4と明日1/5が多いかと思われます。
ゆえに、この時機ならではのコラムをお送りします。
長儲けする会社は、とりわけ節目を大事にします。
いや、意図して活用するというのが正しい表現でしょう。
となれば、一年の最初の営業日を使わない訳がありません。
優秀な幹部・社員であれば、新年最初の出勤日の前日には
明日からの仕事を考えるなどして、初出勤した際は既に、
年明けからの仕事の段取りを幾つか思い描いています。
また、そうでない方はないなりに、頭が白紙に近い
状態になっています。
前者であれば、社長が朝礼で発言したことをもとに、自分の
考えをチューニング(調律)して、より社長の想いに即したもの
へ、年初という新たな節目を活かして一層近づきます。
後者であれば、良きにつけ悪しきにつけ、昨年とは違った
意識で仕事にとりかかるキッカケとなる可能性があります。
にも関わらず、年初めの朝礼が、いつもと代わり映え
しないとすれば、新年の節目は、全ての社員にとって、
単に「月が代わる」だけの一日の始まりとなります。
このことは、会社の経営や営業の現場をテコ入れしたいと
考えている経営者にとっては、特に重要な話となります。
もし、常日頃、会社や仕事のやり方等を変える必要があると
発言しているにも関わらず、年初めの朝礼ですら、何も工夫
やテコ入れの様子がないならば、その変革は言葉が先行し、
社員の意識下に、会社は本心では変わろうとしていない証し
を提供することにもつながるからです。
とはいえ、何もしないより余程ましですが、あまり張り切り
すぎるのも考えものです。物事には必ず、ちょうどよい
「さじ加減」があります。
この場合、あまり長い朝礼にしないことも大切です。もし
名調子で長々と話しても、経営者の自己満足で終わります。
聞いている全員が、久しぶりの出勤なので、たくさんの話は
脳ミソに入りません。それどころか、30分も立ったままで
話を聞いたならば、貧血になる社員が出るかもしれません。
くれぐれも、お気をつけください。
では、実際に朝礼をする際のヒントを例を出してお伝えします。
いまだに、もと首相の小泉純一郎氏の幾つかの言葉を覚えて
いる方も多いのではないでしょうか?
例えば、「自民党をぶっ壊す!」、「この選挙は郵政民営化に
賛成か反対か、それだけです!」…
久しぶりに仕事にとりかかる脳ミソに、すっと入ってくる
のは、長話ではなく『短いキャッチフレーズ』です。
また、老若男女関わらず、今の時流にも合っています。
また、そのキャッチフレーズに至るまでの前振りも
せいぜい数分までです。もし、説明が10分も必要なら
少し考え直すか、2つの話にわけるのがよいでしょう。
さて、そろそろ朝礼の時間が近づいているかもしれません。
ぜひ、年初めの朝礼を有効に活用してみてください。
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