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中小企業が目指すべきは、大儲けよりも、長儲け®！

日本企業の９７％は、３００人までの中小企業です。しかし、中小企業の７０％以上は、赤字経営に陥っています。その原因の最たるものは、原理原則から外れた、いきあたりばったりの経営と営業にあります。

また、世間一般にあふれている経営や営業の情報は、大企業が中心であり、　中小企業が参考にすると、利どころか害にすらなるものが数多く存在しています。例えば、もっている経営資源の差だけでなく、経営者が会社で行うべき役割が決定的に違います。社員についても大企業のように、第一希望の会社として入社することは少なく、生活のために仕事をしている人さえ多くいます。

中小企業の実態に合わせ、かつ経営条件が厳しい中で生き残っていくためには、特別なことをして大きな儲けをねらうよりも、自社でやり続けられることを通して、適正な利益を長く続ける経営と営業体制を目指すべきと考えています。

※長儲け®は､辻経営の登録商標です。

現有戦力で勝てる経営の仕組みを作る

人口減少社会の到来により採用が難しくなると言われますが、中小企業では、いまに始まったことではありません。大手企業であれば、現場が悪ければ代わりの人がいます。有名企業なら、採用を行えば入社希望者が現れます。しかし、中小企業では、代わりはいません。

「人材」という言葉の本来の意味に沿った経営が必要です。もともとは大工の棟梁が、自然の木は一本ずつ形が違うのを目利きし、特長を活かして建築していったことが由来です。中小企業の経営も同じです。社員一人一人を最大限に活かした仕組みを整えることこそが、営業現場が抱える問題を根本から解決する起爆剤となります。

また、商品力を新たに探したり、開発しようとすると、お金と時間がかかります。いますぐに手を打てるところから始めるべきです。過去様々な会社の業績向上をお手伝いした結果わかったことは、ほんの少し視点を変えるだけでも、今ある商品・サービスが輝きだすということです。TVショッピングの「ジャパネット」が最も良い例です。

稼げる社員と儲かる商品を新たに探さなくとも、今いる社員と今ある商品への視点を変えれば、会社に眠り続けている埋蔵金が視えてきます。売上や利益は、いまこの瞬間にも気付かないだけで、あなたの会社には存在しているのです。